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スヌーピーのパネル前でがっちり手を結ぶユナイテッド・メディア 岩渕秀俊会長、NECインターチャネル 黒川湛社長、ヤフー 井上雅博社長(向かって左から)。岩渕会長は「シュルツ氏の残した財産を新しい時代に活用し、さらに広めて行きたい」とコメント |
同サービスはYahoo! BB会員向けに月額300円で提供されるもので、3Dスヌーピーがパソコン画面をコミカルに歩き回るお散歩スヌーピー、FALSHによる4コマ漫画ピーナッツ・コミック(産経新聞協力)、チャーリー・ブラウンの野球の調子で運試しをする占いミニゲームチャーリー・ブラウンの運試しなど、スヌーピーをはじめとするピーナッツの個性的なキャラクターたちが登場するさまざまなコンテンツが提供される。
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メインメニュー(中央)、世界初3Dのお散歩スヌーピー(左)、日めくりカレンダー(右上) |
対象OSはWindows98/Me/2000/XPでMacintoshには未対応。より多くのユーザに利用してもらうために、動作環境はPentium 266MHz以上と少し前のパソコンでも利用できるように設定したという。
SNOOPY! BBの特長は、NECインターチャネルの技術とブロードバンド回線により実現した世界初の3Dスヌーピーで、この映像はピーナッツの作者故チャールズ・M・シュルツ氏の遺族にも好評という。3D映像はコミックのシーンやスヌーピーの縫いぐるみの断面から作成されたもので、デスクトップ上を歩き回ってメールの着信を知らせたり、あくびをしてみたりと、コミカルな動きでユーザの気持ちを和ませてくれる。
スヌーピーは幅広い年齢層に人気のキャラクターだが、特に20代から30代の知的好奇心の強い女性に支持されているという。NECインターチャネル提供の携帯電話向けサービス「いつでもスヌーピー」については、会員約100万人のうち実に88%が女性、年齢別では20代から30代が全体の78%を占める。また職業別では会社員がもっとも多く、主婦がそれに続く。ヤフーはこのデータをもとに、購買意欲の高い仕事を持つ女性や、家庭のお財布を握る主婦への訴求力の高いコンテンツを提供することで、ユーザ層拡大とさらなる会員獲得を狙う考えだ。
サービス開始後は、ユーザの嗜好に合わせた情報提供や、入力文章にキャラクターが反応するサービスの提供など、積極的にコンテンツを追加していく計画だ。さらに、記念日データからニーズに合ったショップ情報を提供するなどeコマースへの展開についても視野に入れているという。なお、NECインターチャネルの黒川社長によると、「サービス開始時にはYahoo! BB限定の配信となるが、今後オープン化の計画もある」という。
スヌーピーは1950年に作者チャールズ・M・シュルツ氏によりコミック「ピーナッツ」のキャラクターとして誕生。現在、75か国2,400紙の新聞にコミックが掲載されている。日本はアメリカに次ぐマーケットで、ベビー向け製品から、新聞、テレビ、食品、旅行、生保などさまざまな商品、企業、公共の広告・プロモーションで活躍している。