順位 | ウイルス名 | 被害件数 | 先月の順位と件数 |
1位→ | WORM_KLEZ | 1690件 | (1位・1750件) |
2位↑ | WORM_BUGBEAR.A | 1067件 | (初登場) |
3位↑ | WORM_OPASOFT/ OPASERV | 710件 | (初登場) |
4位↑ | VBS_REDLOF.A | 136件 | (5位・41件) |
5位↓ | TROJ_JAPSX.A | 101件 | (2位・84件) |
5位↓ | JS_EXCEPTION.GEN | 101件 | (2位・84件) |
7位↓ | WORM_BADTRANS.B | 58件 | (4位・65件) |
8位↑ | PE_FUNLOVE.4099 | 54件 | (圏外) |
9位↓ | PE_ELKERN | 35件 | (6位・41件) |
10位↓ | MTX | 34件 | (8位・22件) |
KLEZについては、7月が1,999件、8月が1,561件と減少を続けていたが、先月(9月)に若干の増加に転じ、今月はふたたび微減。他のウイルスには見られない高いレベルで“安定”しはじめたようだ。また、BUGBEARとOPASERVも、10月の感染推移を見る限り、月間を通してコンスタントに感染報告が寄せられており、収束はまだ先で、要注意状態が続いている。
このほか、今月のウイルスランキングで気になる点は、6つのウイルスについて100件以上の感染報告が寄せられているというところ。先月は、2位のJAPSX.Aですら84件だったことからすると、全体的に増加しているわけだ。
ウイルス対策は一度やればそれでよしという性質のものではない。セキュリティホール対策やウイルスパターンファイルの更新などを継続的におこなうことが重要である。それが面倒ということなら、自動更新機能のあるセキュリティアプライアンス(個人向けではトレンドマイクロのGateLockX200などがある)を導入するか、せめてISP提供のメールウイルスチェックサービスなどの利用を検討して欲しい。