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規模が大きくなったWi-Fiパビリオン |
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ワイヤレス企業が集まるNorthホールにはホットスポットを設置 |
今年のWi-Fiは802.11a/b/gデュアルバンド対応
現在のWi-Fiは、802.11bが主流。しかし、転送レートの高い802.11aや802.11gへの移行は確実で、Wi-Fi企業はデュアルバンドに対応した製品を次々と発表している。
LINKSYSは個別のバンドに対応した製品に加え、802.11a/bに対応した「WAP51AB」シリーズで、アクセスポイント、ルータ、PCカード、PCIアダプタを発表している。いずれもaかbかモードを切り替えて使用する。セキュリティは152bitの暗号鍵とMACアドレスのフィルタリングによって行う。
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デュアルバンドに対応するシリーズ「WAP51AB」 |
Resonextは802.11a/b/g対応のワイヤレスLANチップセット「RN5220」を、Intersilは「PRISM Duette」シリーズのPCカードとmini-PCIカードを発表している。いずれもコストパフォーマンスの高い2チップデザインを採用している。
Mobilian、802.11bとBluetoothを混信させない「TrueRadio」
無線LAN接続が普及してくると、802.11とBluetoothを併用する機会も増える。たとえばノートPCは無線LANでネットにアクセスし、同時にBluetoothのマウスやキーボードを使ったりすると混信を起こして、パフォーマンスが大幅にダウンしてしまう。ところがMobilianの「TrueRadio」チップセットは、802.11bとBluetoothを混信させないというのだ。独自の「Sim-OP(simultaneous operation)」テクノロジーは、802.11bとBluetoothの信号を交互にスイッチングしたり、パケットを仮想的に均一化するといった20種以上もの特許技術を組み合わせたもので、同時に802.11bとBluetoothを使ってもパフォーマンスは下がらないという。「TrueRadio」は、2003年の第1四半期に市場に出る予定だ。
(山本玲子)