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本多エレクトロン:電力線搬送モデム試作機 |
この試作PLCは、現在使用が認められている10〜450kHzの電波を利用して128kbps(双方向)の通信を実現するもの。電力量計や各種設備、監視/制御機器などへの装置組み込みを予定している。
2002年8月7日、総務省により電力線モデムに対する規制緩和が行われ、型式指定を受けるための条件を「他の通信を妨害しないこと」のみとするよう定められた。本機の量産型ではエコーネットとの共存を実現し、型式認定にこぎつける構えだ。
名刺サイズ実現のため、本機は富士通との共同による開発が行われた。富士通の開発メンバーが合流し、雑音キャンセル技術やエラー訂正技術、また電力線からもれる電界を抑制するための「漏えい電界抑圧技術」など16件におよぶ富士通の技術が用いられ、専用の小型トランスを実現したという。