同社の調べによると、ブロードバンド利用者の増加に伴い、利用時間が約2時間40分、ひとり当たりの平均ページビューが286ページビュー、ひとり当たりの平均訪問回数が4回ほど増加している。ブロードバンド利用者単体でみたときの数値が、昨年と今年とでほぼ変わらないことから、これらの数値の上昇はナローバンドからブロードバンドに移行したことによって押し上げられているといえる。
■接続環境別にみたWeb利用動向(ネットレイティングス調査結果より抜粋)
平均ページビュー(1人) | 平均利用時間(1人) | 平均訪問回数(1人) | |
2002年全体 | 1232PV | 11:44 | 21回 |
2002年ブロードバンド | 2012PV | 17:28 | 30回 |
2002年ナローバンド | 677PV | 7:44 | 15回 |
2001年全体 | 946PV | 9:04 | 17回 |
2001年ブロードバンド | 2138PV | 17:45 | 29回 |
2001年ナローバンド | 714PV | 7:24 | 15回 |
一方、米国ではブロードバンド環境にある利用者は全体の31%、3,360万人となり、59%の増加率を示している。このことから日本における急速なブロードバンド化は、米国を大きく上回って拡大しているといえる。
ネットレイティングスは、全調査対象に対してセッションごとにスピードテストを実施、実測で128kbps以上の結果が出た場合を「ブロードバンド環境」と定義、利用者数を推計している。なお、同社の調査における利用者数は世帯数ではないため、総務省が発表する統計値よりも高くなる。