このアプリコンテストは、アイディア部門とインプリ部門の2部門が募集されているが、日本と海外の応募比率が3:7と、現在のところ圧倒的に海外が多いという。個人や団体のほか、企業も応募できるこのコンテストには、米マイクロソフトも応募しているという。しかもマイクロソフトは応募についてニューヨークタイムス紙に広告を出したとのことで、力の入れようがうかがえる。
|  | 「タマゴは生んだので、みなさんひよこを育ててください」と語る山崎氏 | 
NTTコミュニケーションズの山崎俊之氏は現在のIPv4でのインターネットについて、人為的なアドレス抑制策がとられたおかげでアドレスは枯渇しないものの、エンドユーザが閲覧ばかり行う歪んだ使われ方をしていると語った。なお、現在のIPv6のおかれた状態について「にわたま」(ニワトリとタマゴ)だと述べ、とにかく「タマゴを生んでしまおう」ということでOCNやVERIOなどで国内や海外でIPv6の接続サービスを開始したという。NTTコミュニケーションズは、このコンテストのプレミアスポンサーでもある。
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| 山崎氏が示したアドレス割り当て状況のグラフ。抑制策がとられた92年あたりから伸びが不自然に抑えられているのがわかる。オリジナルはOECD資料 | 
アプリコンテストへの応募は、インプリ部門はソフトでもハードでも「動くもの」が必要だが、アイディア部門であればプレゼンテーション資料5枚程度でも大歓迎とのこと。「身の回りにグローバルIPアドレスがあふれてたら、こんなことができるのに」といったアイディアを持っている方は、それを応募してみてはいかがだろうか。アイディア部門の受賞作については、実際に作る人を募集してインプリ部門に応募するステップも用意するとのことで、もしかするとあなたのアイディアが形になるかもしれない。

 
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