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「平成電話」には個人向けプランと法人向けプランが用意されており、それぞれ料金体系は以下の通り。(注:下記料金以外には、NTTの電話基本料金などはいっさい不要となる)
■個人向けプラン
月額基本料金:1,800円/ch
通話料:
・国内固定電話向け:全国一律 3分6.8円
・国内携帯電話向け:全国一律 3分49.5円
オプション:
・平成電話同士 かけ放題:300円/月
・ADSLサービス:1,250円/月
(ADSLモデムレンタル料:700円/月が別途)
■法人向けプラン
月額基本料金:2,400円/ch
通話料:
・国内固定電話向け:全国一律 3分6.8円
(1分3円の「ビジネスプラン」あり)
・国内携帯電話向け:全国一律 3分49.5円
オプション:
・平成電話同士 かけ放題:500円/月
・ADSLサービス:(1年間無料)
(ADSLモデムレンタル料:700円/月が別途)
この「平成電話」は、海外製のRT機器をNTT局舎内に設置、電話線をNTT交換機ではなくこのRT機器に接続することで、アナログ音声やISDN、ADSLなどをすべて平成電電が提供するという仕組み。いわば、日本全国を対象とした規模の大きな「光収容」といった構成になっている。
ダークファイバなどで構築された10Gbpsのバックボーンは定額で運用できるため、通話の全国一律が実現できたとしている。
開始時点では全国433局舎、年内に2,000局で提供する計画だ。なお、これは加入者側のみの制限で、対地については、サービス当初より全国どこでも通話可能である。
初期費用については、NTTの場合に必要な施設設置負担金(72,000円)は不要。また、NTT電話から乗り換える場合については、番号を変えずに「平成電話」に変更できる番号ポータビリティが提供されるということで、気軽に変更できる。
なお、個人向けプランでは、基本料金(1,800円)+平成電話同士かけ放題オプション(300円)+ADSL(1,250円)をセットにして月額3,000円で提供するセット販売も予定している。
いわゆるIP電話よりも低料金の固定電話が登場したことで、電話料金をめぐる競争がふたたび始まることになりそうだ。