このシステムは、主に企業のWebページに掲載されている最寄り駅からのアクセスマップの代わりに利用されるもの。ナビゲーションの画面では、左側には周辺地図と順路が、右側にはあらかじめ撮影されたその場所の映像が表示される。たとえば、ある交差点にさしかかった映像が右側に流れた場合、地図も同じ交差点を指しているなど、この2つは連動した形になる。出発地点から到着地点までの風景をあらかじめ把握できるため、地図だけの案内に比べると迷いにくくなるという。
このシステムはASPの形で提供する予定とのことで、ナビゲーションシステムの提供者は、GPSで現在位置を記録すると同時に、最寄り駅などから企業までの道を実際にビデオカメラで撮影しながらたどっていく。このGPSのログと映像をASP側で処理することによりナビゲーションコンテンツを配信するという仕組みになっている。同社では、今年度中の商用化を目指しているとのことだ。
なお同システムには、三菱電機の「リアルマップシステム」とコボプランのGISエンジンが採用されている。
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ナビゲーションの画面。左側が地図で、右側が映像となる |