同社は、1951年に当時の日本電信電話公社(現NTT)の通信設備の建設を目的に設立された会社のため、通信回線の敷設や無線中継網の設置などの建設業が主体になっていた。しかし、今後は一般企業を顧客としたシステムインテグレート事業へシフトすることを代表取締役社長の島田博文氏が明らかにした。
具体的には、昨年度の総売上1,892億円のうち約17%にあたる325億円だったIT関連の売上げを、2006年には総売上の目標2,050億円のうち約40%にあたる820億円に拡大することを目指すとしている。さらに2006年の売上目標の内訳を見ると、NTT工事が1,020億円、そのほかの事業が1,030億円になっている。このシステムインテグレート事業の拡大は、NTTに依存していた収益構造を改善する狙いもあるようだ。
代表取締役社長の島田博文氏 |