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自動インストール機能の導入によって、パソコンソフト市場の拡大を目指すソースネクストの松田憲幸社長 |
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このロゴは自動インストール機能を導入しているソフトに貼られる |
自動インストール機能は、PCにCD-ROMを入れるだけでインストールが開始され、一度もマウスをクリックせずにインストールが終了するというもの。ほとんどのソフトが、インストールする際に6〜10回、マウスをクリックすることを考えるとまさに画期的な機能だ。同社社長の松田憲幸氏は「ソフトを買ってきてもインストールできないというユーザが3人に2人いらっしゃいます。また、[次へ]ボタンをクリックするのが面倒というユーザも60%います。自動インストール機能はこうした面倒な操作をはぶき、誰でも容易にソフトをインストールできる環境を提供します」とその効果を強調し、2008年にはパソコンソフト市場は1兆円にまで拡大すると予測する。
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自動インストールが実行される直前の画面。カウントが0になると、自動的にインストールが開始される |
自動インストール機能は、まず「ウイルスセキュリティ2004」(ダウンロード販売は10月30日/パッケージ販売は11月14日発売予定)と「特打シリーズ」に導入されたあと、初心者向けの教育系ソフト、年賀状ソフト、デジカメソフトなど、現行製品・新製品を問わず導入される予定である。
同時に発表された新製品「ウイルスセキュリティ2004」は、自動インストール機能を備えた定価1,980円の総合セキュリティ対策ソフトだ。1,980円ながらも「ウイルス対策」「不正侵入対策」「情報漏洩対策」と、3大セキュリティ機能を備え、さらに初心者にやさしい操作性を実装する。たとえば、これまでのセキュリティ対策ソフトは、メッセージがわかりにくかったり、ユーザに操作を求めるなど、必ずしも使い勝手がいいとはいえなかった。しかし、本製品では、ウイルスを見つけたあとは「駆除しておきました」と自動的にウイルス駆除を実行したり(自動ウイルス駆除機能)、「ウイルスセキュリティはすでに対応済みとなっています」などと、セキュリティに関する知識がなくてもわかりやすい言葉で説明する。
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「ウイルスセキュリティ2004」のメッセージ。初心者にもわかりやすい言葉で状況を説明 |
また、ソースネクストでは、「ウイルス対策室(仮称)」をあらたに東京に設置、ウイルス定義ファイルの自動更新やプログラムの自動アップデートなど、本製品をサポートしていくという。なお、このソフトはソースネクストとインドのK7Computing Private Ltd.との共同開発となる。
さらに、「ウイルスセキュリティ2004」にバックアップ機能「TrueImage Personal」(アクロニス製)を追加した「ウイルスセキュリティ2004パック(仮称)」(定価2,980円)、2ユーザ用の「ウイルスセキュリティ2004 2ユーザーパック」(定価2,980円)の3製品が合わせてリリースされる。販売目標は年間100万本だ。
ところで、ソースネクストでは米マカフィー製のセキュリティ対策ソフト4製品も販売している。現状では、これらのマカフィー製品には自動インストール機能を導入する予定はないという。同社では、「ウイルスセキュリティ2004」をビギナー向け、マカフィー製品を中級以上のユーザ向けと位置づけているようだ。