PureMessageは、開発元であるActiveState社が北米市場向けに提供していたゲートウェイ向けセキュリティ製品で、ソフォスによるActiveState社の買収に伴い、あらたにSophos PureMessageの名前でワールドワイドでの販売を開始するもの。PureMessageには、買収以前よりソフォスのウイルス検出エンジンが採用されており、スパム対策とウイルスブロックが可能となっている。
現段階ではスパム検出ルールの日本語化は行われていないが、製品そのものはマルチバイトに対応。学習可能なフィルタ機能(ベイジアン・フィルタ)を搭載しているほか、カスタマイズの自由度の高さが特徴という。企業向けのほか、ソフトウェア開発キット(SDK)の提供によってISPや通信事業者へも販売していくとしている。
なお、ActiveState社がこれまで提供していた開発ツールや言語製品(ActivePerlなどが有名)については、今後もActiveStateブランドでの提供が継続されるということで、いずれのActiveState製品についても、ユーザには買収の影響はないとのことだ。
また、日本国内における販売パートナー支援強化プログラムの開始も発表した。ソフォスパートナープログラムと呼ばれるこのプログラムには、すでに国内の3社、シー・エス・イー、フォーバルクリエーティブ、セリングビジョンが参加を表明している。
![]() | Sophos PureMessageについて説明するソフォスPlc ジョイントCEOのJan Hruska氏 |