Catalyst 3750 Metroはメトロイーサネットのエッジ向け製品で、階層型QoSや802.1QトンネリングQoS(Q-in-Q)、VLANマッピング、MPLS、Ethernet over MPLSをサポート。帯域保証型サービスを可能にするトラフィックシェーピングや、MPLSのハードウェアによる高速処理が特徴。AC電源モデル、DC電源モデルとも電源は2重化され、信頼性を向上させている。
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CISCO Catalyst 3750 Metro |
また、コア向けルータの6500/7600用に、IPv6/v4およびMPLSのハードウェア処理エンジン「Supervisor Engine 720-3BXL(Sup720-3BXL)」を発売する。スロットあたり40Gbpsの全二重転送が可能で、IPv6パケットの処理能力は200Mpps。L2&L3 VPN対応で、EoMPLSをサポートする。
このほか、ONS 15454 MSPP用に、メトロイーサネット向けマルチレートトランスポンダカードやMLシリーズのイーサネットカードをリリースする。イーサネットカードは100/10BASE-Tを12ポート備えた「ML100T-12」と、ギガビットイーサ2ポートを備えた「ML1000-2」の2種類。
マルチレートトランスポンダカードは、10GbE LAN-PHY、10GbE WAN-PHY、OC-192、STM-64に対応。DWDMによって最大32チャンネル、320Gbpsの通信が可能となっている(16枚使用時)。
シスコでは、これらの新製品でスケーラブルなメトロイーサネット ネットワークが構築可能で、今の日本の高速なメトロ環境・ブロードバンド環境に対応できるとしている。