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シマンテックプロダクトマーケティングディレクター ケビン・マーレー氏 |
複合型ウイルス対策として、ソフトウェアの各モジュールが連動するようになっており、侵入検知機能がポートスキャンなどを検知すると、ファイアウォールが連動してアクセスをブロックするといった動作が可能。また、亜種などが短時間のうちに蔓延する現状に対応するため、マスメーリング型ワームによる大量メール送信動作をヒューリスティックに検出・ブロックする機能や、メモリスキャン機能なども実装されている。
また、社内外に持ち歩いてのモバイルPCの利用が増えてきていることから、接続されているネットワーク(社内、自宅、公衆無線スポット・・・)を自動識別してファイアウォールのルールを自動で切り替える機能も搭載された。このネットワークの自動識別は、ネットワークアドレスやSSIDなどを参照して動作し、どのような状態でどのネットワークにつながっているかをユーザがカスタマイズできる。
さらに、VPN接続前にセキュリティ設定(ウイルス保護状態や定義ファイル更新時刻、ファイアウォール設定など)をチェックして、違反する場合はVPN接続をおこなわせない「Symantec VPN Sentry」や、POP3メールスキャン機能、情報漏洩につながるおそれのある“スパイウェア”“アドウェア”検出機能なども搭載している。
管理者側については、設定やポリシーの適用や、ウイルス定義ファイル更新などを管理者が一元管理することができるほか、クライアントの設定を各利用者が勝手に変更できないようロックすることもできる。このほか、PCを指定して通信状態などを監視、ポリシー更新の参考にできる「クライアントプロファイリング」機能も用意されている。
価格はライセンス数や新規かアップグレードかなどで異なるが、10〜24ライセンスで新規の場合で1ライセンスあたり14,300円。
7月16日から店頭販売されるパッケージ版「ビジネスパック(Symantec Client Security Business Pack)」は、5ユーザ版(76,000円)、10ユーザ版(148,000円)、25ユーザ版(335,000円)の3種類が発売される。