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dynabook Qosmio E10 |
Qosmioは、「Cosmos(宇宙)」と「mio(私の/イタリア語)」を組み合わせた造語で、私の空間(宇宙的な空間)をイメージし、ユーザーに身近で、かつ無限の可能性を秘めた次世代PCになってほしいという思いが込められているという。先頭のCをQに変えたのは、ロゴの形状をより強調したいとのこと。
Qosmio E10シリーズでは、ハードウェアMPEG2エンコーダを内蔵し、5種類(タイムベースコレクタ、ゴーストリデューサ、デジタルノイズリダクション、3次元Y/C分離、10ビットADコンバータ)の映像処理機能を搭載した「高画質化TVチューナー」と、11種類(デブロッキング、デリンギング、デジタルシャープネス、デジタルオーバードライブ、インターレースプログレッシッブ変換、ブラック/ホワイトエンハンサ、色補正、エッジエンハンサ、デジタルノイズリダクション、3次元Y/C分離、10ビットADコンバータ)の高画質化処理機能を持つ「QosmioEngine」を独自開発した。
また、Windowsを起動せずに、TVやCD/DVDを操作できる「QosmioPlayer」を備える。1ボタンでTV起動やCD/DVD再生が行えるだけでなく、Windowsを起動せずに1ボタンでHDDに録画することが可能だ。600cd/m2(2灯式)の15型高輝度Clear SuperView液晶(XGA表示対応)や、30mmの大口径harman/kardonステレオスピーカー、SRSサラウンド機能も装備している。
各モデルの主なスペックは、以下のとおり。
最上位機種のE10/1KLDEWは、Pentium M 715(動作周波数1.5GHz)、GeForce FX Go5200、256Mバイトメモリ、80GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、IEEE802.11b/gワイヤレスLAN、Bluetooth、Ethernetを搭載する。発売日は8月6日で、実売予想価格は260,000円前後(税込み)。
中位機種のE10/1KCDEは、E10/1KLDEWからワイヤレスLANとBluetoothを省略し、CPUをCeleron M 330(動作周波数1.4GHz)に変更したものだ。発売日は8月6日で、実売予想価格は240,000円前後(税込み)。
最下位機種のE10/1JCDTは、外付けのグラフィックスチップではなく、統合型のIntel 852GMチップセットを採用。液晶ディスプレイは、同型同解像度だが、1灯式になり輝度が380cd/m2となる。発売日は8月27日で、実売予想価格は220,000円前後(税込み)。
カードスロットは、PCカード(TYPE II)と、ブリッジメディアスロット(SDメモリーカード、メモリースティック、メモリースティックPRO、xDピクチャーカード)を備える。インターフェースは、USB2.0×4、IEEE1394、D2×2、S-Video入出力、光デジタルオーディオ出力など。
本体サイズは幅338×奥行き285×高さ43.1mmで、重さは約3.5kg。プリインストールOSはWindows XP Home Editionで、Office Personal Edition 2003やOffice OneNote 2003が付属する。