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MSN Japan、安全性を重視したブログサービスを携帯サイト大手と共同運営

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古川亨氏(マイクロソフト 執行役 最高技術責任者兼マイクロソフトコーポレーションバイスプレジデント)
「MSNスペースは、日本発・日本初、2つの『はつ』だ」と語る古川亨氏(マイクロソフト 執行役 最高技術責任者兼マイクロソフトコーポレーションバイスプレジデント)
 MSN Japanとティー・オー・エスは、共同でブログサービス「MSN Space(以下、MSNスペース)」の提供をはじめると発表した。8月10日よりβサービスを、秋に正式サービスを開始する。

 MSNスペースは、MSNメッセンジャーやHotmailと連携して利用できるのが特徴の無料ブログサービス。ファイル容量として10Mバイトが提供されるほか、トラックバックや日記、携帯電話からの投稿・閲覧など基本的なブログ機能が利用できる。今後は、デザインを簡単にカスタマイズできるテンプレートやWindows Media Player、Mac OS Xのサポート、ファイル容量の増加など、機能追加・拡張も予定されている。これらの付加サービスは有料オプションとして提供される可能性もある。

 一般的に、掲示板やブログなどのコミュニケーションサイトは、誹謗・中傷の書き込みなどによって荒らされたり、スパムトラックバックが発生するなど数々の問題が起こりがちだ。MSNスペースではこれらの問題を回避するために、MSのPassportを利用した認証やティー・オー・エスのiPolice(アイポリス)によるサイトパトロールを実現することで安全対策を重視していくとしている。

MSNスペースで作成されたブログページ
MSNスペースで作成されたブログページ※クリックすると拡大します


 業務そのものは、ティー・オー・エスがモバイルベースのユーザサポートと安全対策を含めたサイトパトロールを、MSN Japanがサービス開発・運営、広告営業、PCベースのユーザサポートと安全対策を分担する。MSN Japanと魔法のiらんどと両社のユーザ層が異なるため、それぞれのユーザに効果的にアピールできるのが強みだ。両社はサービス開始1年間で、100万ユーザの獲得を目指し、メディアとしての価値を高め広告事業として確立するという。

 なお、古川氏の「日本初・日本発」という説明通り、米国をはじめ他国のMSNではブログサービスはまだ提供されていない。

 共同運営するティー・オー・エスは、携帯電話で誰でもホームページを簡単に作成できるコミュニケーションサービス「魔法のiらんど」を運営するベンチャー。「魔法のiらんど」は、会員数約340万人、1日3,000万ページビュー、月間9億ページビューを誇るコミュニティサイト。同サイトでは、警視庁ハイテク犯罪課と連携した「iPolice(アイポリス)」を実施することで、未成年でも安心して利用できるよう安全性を確保している。

《北島友和》

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