イベント初日となった19日の第1回目は、オープニングとしてNPO日本アンリ・ファーブル会 理事長である奥本大三郎氏(フランス文学者・埼玉大学教授)と、東京電力 光ネットワーク・カンパニー プレジデント 勝又淳旺氏が、参加した10組の子供たちひとりひとりに虫かごに入ったクワガタと麦わら帽子をプレゼント。また、参加した子供たちには、本イベントのために作られた特製ファーブルバッチも記念としてプレゼントされた。
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写真左:「自然のすばらしさを味わって欲しい」と挨拶する勝又淳旺氏(東京電力 光ネットワーク・カンパニー プレジデント) 写真右:子供たちにクワガタを手渡す奥本大三郎氏(NPO日本アンリ・ファーブル会 理事長) ※クリックすると拡大します |
クワガタをもらった子供たちは、さっそくファーブル検定「マスタークラス」に挑戦。マスタークラスの問題は3つあるが、そのうちのひとつは「くわがたの体の絵を描く」だ。
会場では、子供たちがクワガタの体の絵を正確に描くため、虫かごからクワガタを出して触ったり、紙の上に置いたりして、真剣な表情で取り組んでいた。
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触って、観察してクワガタの体を夢中になって描く子供たち ※クリックすると拡大します |
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ファーブル検定に参加した証にもらえるファーブルバッチ、クワガタ、麦わら帽子 ※クリックすると拡大します |
テプコひかり「親子で昆虫マスターに挑戦!」は、ファーブル検定受講(4日間で合計170組(340名)の親子が参加・無料)や約2mの巨大カブトムシとの綱引き、自然写真家である海野和男氏が撮影した昆虫のパネル写真が展示された、まさに夏休みならではの企画だ。「夏休みなので、親子で楽しめる体験イベントをやろう」(東京電力 光ネットワーク・カンパニー ジェネラルマネージャー 田代哲彦氏)ということで実現したという。
ファーブル検定とは、昆虫を通して自然に親しむことを目的にNPO日本アンリ・ファーブル会が監修したもので、昆虫と自然についての知識や好奇心、観察力を問いかけるものだ(一般受験で1コース1,600円)。「かぶとむしマスター」「くわがたマスター」「ちょうマスター」など10コースがあり、子供からシルバーまで誰でも受験できる(1年間で最大5コースまで受験可能)。合格すると、ファーブル検定事務局から受験したコースの昆虫をデザインしたピンバッチ(マスターバッジ)と認定証がもらえる。今年からは、マスターに合格すると受験できる1クラス上のゴールドマスタークラスがスタート、さらに2005年以降には「ジュニア」「シニア」「シルバー」「ゴールド」という4段階に分かれたファーブルマスタークラスも追加される予定だ。
会場には100Mbpsの光ファイバインターネット「TEPCOひかり」に接続されたパソコンも設置されており、NPO日本アンリ・ファーブル会の協力のもとで運営されている「テプコひかり昆虫館」(10月31日までの期間限定)が自由に視聴できる。この「テプコひかり昆虫館」には、ファーブル検定を解くヒントが掲載されているので、検定を受ける方は必見だろう。
さらにファーブル検定を行っているときには、昆虫についていろいろなことを教えてくれたり、質問に答えてくれたりする昆虫の先生「ファーブルおじさん」もいるので何でも聞いてみよう。
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写真左:プレゼント用のクワガタと麦わら帽子 写真右:ファーブル検定に合格するともらえるマスターバッジと認定証。上部左はゴールドバッチ ※クリックすると拡大します |