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インフラネットは、ひとつのIP/MPLSネットワーク上で、電子メールやウェブなどの「インターネット」アプリケーションから、トランザクション処理、映像、音声、テレビ電話といった従来それぞれが専用のネットワークを利用していたようなアプリケーションまでをカバーする構想で、シグナル層・コントロール層・データ層の3つのレイヤによって、接続品質を確保する仕組みをもつ。
アプリケーションは、接続時にシグナル層に対してサービス品質(必要な帯域・セキュリティなど)を要求、コントロール層でネットワークリソースの情報を確認したのちに実際のデータ通信が可能になる。使用可能なバンド幅を経路ごとに管理することで、接続前にサービス品質を確保できるようになるほか、一部経路の障害発生時にも帯域減少に対応した管理が可能になるという。
インフラネットによって、「仮想化されている(網が共有されている)がセキュリティ・信頼性は低い」インターネットと、「仮想化されていないがセキュリティ・信頼性は高い」専用網、というトレードオフを不要にするのが目標ということで、他のベンダに対してもインフラネット構想推進協議会への参加を呼びかけ、オープンフォーラム化していきたいと述べた。
![]() | 仮想化とアシュアランスのトレードオフを超えたところにあらたなニーズがあるという(クリックで拡大表示) |