オリコンが音楽配信サービスに参入。「オリコンチャート」と連動し幅広い層をターゲットに

　オリコンは、音楽配信サービスを2005年1月から開始する。これに伴い、「オリコン・デジタル・ディストリビューション株式会社」（オリコンDD）を10月1日付で設立した。

　サービスは、オリコンDDが直接提供するほか、各情報サイトでのOEM提供を行う。いずれのサイトでも、CDなどの売上げランキング「オリコンチャート」と連携させて展開する。

　これにより同社は、音楽のコアユーザはもとより、CDの購入機会が少ないライトユーザへの拡大も狙う。さらに1970年代や1980年代のオリコンチャートなど、店頭で見かけなくなった楽曲の提供も予定されており、幅広い層に対して訴求できるサービスだとしている。

　提供される音楽ファイルはWMA形式で、専用のポータブルプレイヤーに3回まで転送できる。

　なおオリコンDDでは、2006年には音楽配信関連サービスの売上げを850億円に伸ばす計画だ。

●参加が予定されているレコード会社
　ユニバーサルミュージック、東芝EMI
　エイベックス、BMG ファンハウス
　ワーナーミュージックジャパン
　ビーイング・グループ
　アンリミテッド・グループ
　フォーライフ・ミュージックエンタテインメント
　日本クラウン、徳間ジャパンコミュニケーションズ
　コロムビアミュージックエンタテインメント
　ポニーキャニオン、ドリーミュージック
　ヤマハ、VAP、ハーモニーレコード

●オリコン・デジタル・ディストリビューションの概要
　会社名：オリコン・デジタル・ディストリビューション株式会社
　資本金：1億円（オリコンの100％出資）
　代表者：代表取締役社長河田寛氏（オリコン株式会社取締役）
　設立日：2004年10月1日

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