慶応大学とIRI、ベンチャー企業の育成プロジェクトを共同で推進
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
第1弾として、慶応大学/中小企業基盤整備機構/神奈川県/藤沢市が進める起業家育成施設の整備にIRIが協力する。具体的には、IRIが土地の取得資金の一部を拠出したり、入居する起業家に対して投資を行ったりする。
IRIの代表取締役所長である藤原洋氏は「IRIは、WIDEプロジェクトなどの学術ネットワークと商用ネットワークの技術者が集まって設立したため、広い意味でのアカデミック企業だ。われわれが得た利益を大学に還元するので、これをもとに私たちに続くベンチャーを起業してほしい」とした。
また、同社の取締役最高技術責任者の荻野司氏は「IRIは技術があるが、創業当時はビジネスになかなか生かせなかった。単にお金を出すだけではなく、このような経験からさまざまなアドバイスができると思う」との方向性も示した。
さらに、慶応大学 環境情報学部教授兼政策・メディア研究科委員の國領二郎氏は、「これまで、ベンチャー企業が次のベンチャーを育てるという循環を目指していた。これがIRIの参加で実現できるようになった」とIRIと共同でプロジェクトを進めた理由を述べた。
《安達崇徳》
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