モバイル通信カードを用いて5か所にかけ分けられるダイヤルアップアクセスルータが発表
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Rooster-RW FiveはLAN側に100BASE-TX/10BASE-T×4ポート、WAN側には同1ポートに加えて、PCMCIA TypeII準拠(3.3/5V両対応)のPCカードスロット1基を持つ。このカードスロットにユーザーが別途用意したCDMA 1X WIN、Ari H"、FOMA/DoPa/@FreeD、Vodaphoneコネクトカードなど各種モバイルデータ通信カードを装着して、ダイヤルアップアクセスルータとして利用できるというものだ。
このダイアルアップの設定は従来機では1か所のみだったが、Rooster-RW Fiveでは最大5か所まで設定できる。さらにLAN側からルータに設定された特定IPアドレスにリクエストがあった場合、そのIPアドレスに応じてダイヤルアップ先を変更できるのが特徴だ。
これにより、たとえばPOSシステムなどで、売り上げデータ、在庫データごとにダイヤルアップ先のRASサーバが異なっていても、データごとにそれぞれのダイヤル先へかけ分けることができる。設定された送信先IPアドレス以外へのリクエストの場合にはダイヤルアップしない、またはWANポート経由でインターネットに接続するなどの設定もできる。
またRooster-RW Fiveでは、PHS/FOMA/DoPaカードを取り付けている場合、待ち受け時に外部からこれらのモバイル通信カードに着信してLANに接続するリモートアクセス機能にも対応している。50件までの電話番号認証に加え、IDとパスワードによるPAP認証は5件まで設定できる。
発売日は11月19日で、価格はオープンプライスとなっている。
《安達崇徳》
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