ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング、FlipBookによる電子書籍を本格始動
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FlipBookはEBSの開発した電子書籍ソフトウェアで、複数ページをパラパラとめくれる「マルチフリッピング」技術が最大の特徴。FlipViewer(フリップビューア)というソフトウェア(現在はWindows版のみ)をユーザーのパソコンにインストールしておくことで、インターネットを介して提供されるコンテンツを、従来の書籍や雑誌などの紙媒体で慣れ親しんだ感覚で閲覧できる。
SBMMはFlipBook関連技術の日本および韓国における独占販売権を取得し、これまでに複数の事業子会社を通じて「おはなし絵本クラブ」や『ビジスタ フリップ』などのFlipBookを利用したコンテンツを試験的に提供してきた。今回、この独占販売権をイーブック・システムズに移管するとともに、コンテンツホルダーや関連サービスに関心を持つ企業にインタレスト・グループへの参加を呼びかけ、新たな市場を形成していきたいとしている。
3社の共同で主催された『電子書籍FlipBookカンファレンス』には、数百人が参加。BGMが流れたり、動画が織り込まれたりするマルチメディアコンテンツでありながら、紙の本のようにページをめくって楽しめるFlipBookのデモを注視していた。
なお、FlipBookの採用例として、10月末にはネット通販を楽しむ「逸品生活」がSBMMの子会社により創刊されたほか、トイザらス・ドット・コム ジャパンのクリスマス向けオンラインカタログ『わくわくX’masカタログ』がこの日から閲覧できることもあわせて発表された。
《小笠原陽介》
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