イー・アクセス、好調な決算で年度末配当1,000円を予定。独自のポイズンピルも発表
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2004年6月には転換社債230億円、2005年3月は普通社債600億円の資金調達に成功するなど資金調達も順調で、2005年3月期末の現預金残高は1,047.7億円に上った。
こうした好調な業績を受け、株主への利益還元策として、創業以来初となる年度末配当を1株あたり1,000円、また2004年11月に東証マザーズから東証一部に市場変更したことを受けて、一部上場の記念配当として1株あたり200円を実施する予定だという。
2006年3月期については、既存のADSLならびにISP事業については順調に増収増益が見込まれるが、モバイル事業の実証実験費や人件費などで25億円の費用がかかり、また税務上の累損解消に伴う法人税の支払いの発生などで、経常利益55億円、純利益27億円を予想しているとした。
これについて代表取締役会長兼CEOの千本倖生氏は「モバイル事業は戦略的な投資」としつつ、「商用の事業免許が交付されるまでは公募増資などはしない」と述べた。
また同日、同社は将来において同社への企業買収が行われた場合の対抗策となる「企業価値向上新株予約権(eAccess Rights Plan)」の付与について、6月の株主総会に提案することを取締役会で議決したことを発表した。
《小笠原陽介》
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