キヤノン、現行デジタル一眼レフカメラで画像消失の不具合
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1点目の不具合は、EOS-1Ds Mark IIとEOS-1D Mark IIにおいて、カメラバッファメモリ内の画像の消失するというもの。
現象は、RAW形式とJPEG(高画質)形式の同時記録(RAW+JPEG)などの設定状態で、撮影後、アクセスランプが点滅・点灯中に「DISPLAY」ボタンを押した場合、液晶ディスプレイ全体が真っ白となり、カメラがハングアップすると同時にカメラバッファメモリ内の画像が消失する。
本現象は、カメラのファームウェアに起因しており、記録メディアに関わらず、まれに発生するという。
同社では、本現象の対策を盛り込んだカメラファームウェアを5月末までに、提供できるように準備を進めており、対策済みのファームウェアが提供されるまでは、以下の点に注意するよう喚起している。
撮影した画像を確認する場合は、アクセスランプが消灯したことを確認後、「DISPLAY」ボタンを押す。また、本現象が発生した場合、電池を一旦抜き差しすることでハングアップ状態から復帰できるとしている。
2点目の不具合は、レキサー・メディアのプロフェッショナルシリーズ「80倍速WAコンパクトフラッシュカード」を使用したときに、撮影した画像がまれに消失している場合があるというもの。
この不具合の対象製品は、デジタル一眼レフカメラ「EOS DIGITAL」シリーズの現行モデル「EOS-1Ds Mark II」「EOS-1D Mark II」「EOS 20D」「EOS 20Da」「EOS Kiss Digital N」となる。
本件については、レキサー・メディアが対象コンパクトフラッシュカードのファームウェアをアップデートする準備を進めているとのことだ。
問い合わせ先は「EOSデジタルコールセンター」、電話番号が0120-008-587(フリーダイヤル)。受付時間は、平日が9時〜20時、土日祝日は10時〜17時となる。
《高柳政弘》
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