[ケーブルテレビ2005] 最大1.2Gbpsの接続サービスを実現するケーブルモデムを参考出展
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展示は試作レベルの大型筐体だったが、製品化の段階では大幅に小型化され、一般的なケーブルモデムと同様のサイズ/デザインとなる。
WideBand DOCSISによる通信で、40Mbpsのチャネルを複数束ねて使用して帯域幅を拡大できる。ケーブル上では4チャネル(40×4=160)を使用して100Mbpsのサービスを提供でき、会場で行なわれていたデモンストレーションもこの構成でのものだった。ノートPCを接続してデータ転送を行なうデモで、画面には90Mbps前後で安定した通信が実行されているのが確認できた。ファイバ接続を利用する場合は、30チャネル(40×30=1200)使用することで最大1.2Gbpsという帯域が実現される。ちょっとしたISPのバックボーン並の帯域を家庭に引き込むことができ、IPTVによる高精細動画の配信やVoD(Video on Demand)、IP電話など、今後普及すると予測されるマルチメディアアプリケーションのためのインフラとなると目される。
《渡邉利和》
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