シャープ、大型液晶テレビの安定供給のため、亀山第2工場の建設に着手
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第2工場では、40型以上の大型液晶テレビの需要拡大に対応すべく、第8世代マザーガラス(2,160×2,400mm)を採用し、建築面積は第1工場(液晶工場)比約2.4倍に拡大する。第8世代マザーガラスは、40型クラス8枚取り、50型クラス6枚取りが可能。投入能力は、15,000枚/月。2007年中には、第2期生産ラインの導入により、30,000枚/月に増強予定。
耐震構造設計を一段と強化し、今回新たに「制震構造」を導入。制震構造とは、建物の骨組に制震ダンパー(制震装置)を備えるもの。これにより、地震による衝撃を吸収し、大型地震による操業への影響を最小限に抑えられるという。環境面でも、最新鋭の環境配慮型工場を目指していくとのこと。
また、部材メーカーと設計段階から新規部材の開発を進め、大幅なコストダウンを図るとともに、生産プロセスの改善などにより、第1工場に比べ約2倍(45型換算)の投資生産性を実現できるという。
《高柳政弘》
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