マクロメディア、Flashプラットフォーム事業戦略を発表
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同社は、ブラウザやOS、ハードウェア機器の種類を問わず、リッチコンテンツ、アプリケーションやコミュニケーションを効果的に提供するための統合プラットフォームを今後進化させていく。FlashプラットフォームのコアとなるFlash Playerは、スクリーン(画面)があるところならどこでも対象になるという。具体的には、すでに5.7億台のデスクトップに普及し、100社以上とOEMライセンス契約を結んでいる。
現在開発中の次世代Flash Playerは、コードネーム「Maelstrom(メイルストローム)」と呼ばれるもので、現行バージョンFlash Player 7との比較デモが行われた。バージョンアップした点は次のとおり。
・パフォーマンスの向上:より高速にアニメーションを描写できる。
・表現力の向上:アニメーションに対してリアルタイムにビットマップ効果を加えられる。
・フォント表示品質の向上:さまざまなプラットフォームに見えやすい綺麗なフォント表示を提供。
・ビデオ品質の向上:エンコード、デコード部分のビデオ品質が向上。
・アルファチャンネルのサポート:ビデオの上にビデオを重ねて表示できる映像の合成機能サポート。
Flash Playerのほかに、次の5つの製品について次期バージョンのリリースを予定している。
◆現行製品
Flash Lite
Flash オーサリング環境
Flex Builder
Flex サーバー
Flash Communication Server
◆次世代製品(コードネーム)
Flash Lite "Deuce"
Flash オーサリング環境 "8Ball"
Flex IDE "Zorn"
Flex サーバー "Mistral"
Flash Video "Edison"
また同社は、オープンソースソフトウェア開発ツールの非営利団体である「Eclipse Foundation」に加盟し、RIA(リッチインターネットアプリケーション)の開発環境を提供する予定だ。
なお、気になるAdobeとの連携について一切触れることはなく、「話を進めている段階で、まだ具体的な事は公表できない」という。
(工藤めぐみ)
《RBB TODAY》
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