共演者と監督がペ・ヨンジュンを語る〜四月の雪試写会
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舞台挨拶ではぺ・ヨンジュン(以下ペ)、ソン・イェジン(以下ソン)、ホ・ジノ監督(以下ホ)が、作品への想いや見どころ、共演者等について語った。
——映画の見どころについて
ホ:日本での初公開ということで、ときめきを覚えると同時に少し怖い気もしています。しかし、文化や言葉が違っても愛の気持ちは万国共通だと思います。この映画が、今現在心が傷ついている人や過去に傷ついた経験をもつ方にとって、一つのなぐさめになれば嬉しいです。
——愛の形について
ソン:愛という感情は言葉では表現できないものだと思います。私は、映画に出演する度に、愛の表現は、わからないからこそ色々あるものだと感じていました。「四月の雪」で描かれているのは、私が出演した映画のなかでいちばん悲しく、切ない愛だと思います。
ソヨン(ソン・イェジン)とインス(ぺ・ヨンジュン)は、配偶者が不倫をしていた事実と向き合うことになりますが、皮肉なことに本人達もまた同じような状況に陥ってしまいます。この愛が許されるかどうかは、見ている人によって考えが違うと思いますし、正解はないような気がしています。
とにかくこの映画のなかでは、切ない愛が描かれています。
——役柄に関して
ペ:今回は事前に人物を研究して(キャラクターを)作り上げるのではなく、人物を100%体感しようとつとめました。登場人物と同じことを経験し、それを皆さんの前でお見せしたという感じです。
(従来のイメージとは異なる役柄について)人間ペ・ヨンジュンとしては温かく明るい姿を見ていてほしいのですが、俳優ペ・ヨンジュンとしては、様々な役柄、色々なジャンルに取り組む姿を見ていてほしいと思います。
——共演者について
ペ(ソン・イェジンについて):集中力があり、考える力も演技も幅も広く、俳優としての技量はかなりのものです。実際の年齢差を感じさせないほど成熟している方だと思います。大変ではありましたが、とても楽しく撮影が行えました。
ソン(ペ・ヨンジュンについて):常に笑顔を絶やさずベストをつくし、熱心に演じている姿が素晴らしいと思いました。私だったら想像できないほどの情熱が必要ですが、(シーンの)撮り直しを何度も行ったときでも、一生懸命演技をされていて本当に素晴らしいと思いました。
——キャストについて
ホ(ペ・ヨンジュンについて):もし次に一緒に作品を作ることになったら撮れるのだろうかと思うくらい、お互いにとても苦労をしましたが、映画が完成してそれを見たとき、また彼と仕事をしたいと思いました。インス(役名)の演技がとても素晴らしかったです。
ホ(ソン・イェジンについて):映画に対しての解釈が深く、それがどんなシーンにおいても感じられました。自分がした演技指導と違う形で見せてくれたことがあり、(自分が)お願いしたものよりも良いと思うこともよくありました。
ギョンホ(役名/彼女の夫)が死んだ時、私は淡々とした演技をお願いしましたが、彼女はそのときの状況に身を埋めて悲しみの表現を本当によくしてくれました。彼女の演技を見ていて、監督としてもっと勉強しなくてはと思いました。
以上、「四月の雪」スペシャル・プレビューでの舞台挨拶の模様をお伝えした。
映画「四月の雪」は9月17日(土)、日比谷スカラ座ほかで公開される。このほかのペ・ヨンジュン来日および「四月の雪」関連情報については、「RBB NAVi ペ・ヨンジュン」をご覧いただきたい。
《編集部》
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