【EZ助手席ナビ】カーナビと紙地図との中間めざす
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記者会見に登壇したKDDI コンテンツメディア事業本部コンテンツ推進部の竹之内剛部長は、「EZ助手席ナビは『誰でも手軽に使える』をコンセプトに、助手席の人が紙地図の代わりに使って(ドライバーに)道案内できるサービスを目指しました」とコンセプトを説明。
「現在のナビゲーションを取り巻く状況では、専用カーナビはHDD対応など高機能だが高価で、多くの人がまだ紙地図を使っている。しかし紙の地図は手軽な反面、現在地がわからない、毎年新しい地図を買わなければならないなど不便な部分がある」
また、竹之内部長は携帯電話を使うメリットとして、VICS渋滞情報を使った渋滞回避ルート案内、駐車場の詳細情報、EZナビゲーションとの連携による歩行者ナビとのシームレスな案内を挙げた。
auでは現在、GPS対応端末の出荷台数が1280万台に達しており、全ユーザーに占める割合は63%になっている。また同社が力を入れるパケット料金定額制により、すでに提供中のEZナビゲーションの利用も増加中。「(パケット料金定額制のない)CDMA2000 1xユーザーと比べると、CDMA 1X WINでのEZナビゲーション利用は1.5倍ある」(竹之内部長)
カーナビ業界では以前から、「紙地図に代わる廉価モデルが作れるか」が課題だった。EZ助手席ナビはそれに対して、「携帯電話でパッセンジャー向けに提供」というコンセプトでチャレンジするものと言える。
《神尾寿》
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