フィッシング詐欺対策を大幅に強化した「ウイルスバスター 2006」が発表
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●大幅に強化されたフィッシング詐欺対策機能
フィッシング詐欺の手口は多種多様であり、フィッシング詐欺をふせぐためには各種のセキュリティ対策機能を複合的に作動させる必要がある。
ウイルスバスター2006では、フィッシング詐欺対策として次のような機能が盛り込まれた。
・フィッシング詐欺メール判定
迷惑メール検索エンジンにより、フィッシング詐欺である可能性が高いメールを判別し、「件名」欄に「Phishing」という文字を挿入する。
・偽装サイトへのアクセス監視
フィッシング詐欺の手口で見られるhostsファイルの改変やDNS詐称・改変による偽装サイトへのアクセスを防止する。
・URLフィルタ
既存の20種類ある有害サイトのデータベースカテゴリに「フィッシング詐欺」を追加し、「フィッシング詐欺」に関してもWebアクセスへの規制を可能にした。
・フィッシング詐欺対策ツールバー
フィッシング詐欺にあっていないかどうかを常に監視するツールバー(Internet Explorer 5.5 SP2以上にプラグインとして提供)。常に、サイトのレーティング情報/サイトのステータス情報/機能の作動状況/hostsファイルによるアクセス制限/URLフィルタなどを確認することできる。
これらの各対策機能の作動状況はウイルスバスター2006の「フィッシング詐欺対策設定画面」で、一目で確認できるようになっている。また、それぞれの機能の設定もウィザード形式で簡単に設定できるように工夫している。
●スパイウェア対策強化と自動修復機能
そのほか、スパイウェア対策として、特定のスパイウェアに「常に放置する」や「常に削除する」などの例外を設定できるようにする機能や、不要と思い誤って削除したスパイウェアを復元する機能などが追加された。
また、ウイルスバスター2006では、ダウンロードしたパターンファイルに不具合があった場合に、自動的に1つ前のバージョンのパターンファイルを使用する「自動復旧機能」も装備した。これは4月に同社が配布したパターンファイルの不具合により、多くのパソコンが起動しなくなったことを踏まえて装備した機能だ。
《竹内充彦》
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