ジュニパー、1台当たり255の仮想SSL VPNを構成可能なソリューションを発表
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
同製品はサービスプロバイダ内に設置し、プロバイダネットワーク内のデータセンターや、ホスティングサービスの各ホストに接続することを目的としたもので、アプライアンス「Secure Access 6000 SP」と、ソフトウェア「Secure Access IVS」から構成される。
Secure Access 6000 SPは、インテルXeonプロセッサのデュアル構成で、ホットスワップに対応した電源、HDD、冷却ファンなどの冗長性を持ち、インターフェイスとして10/100/1000 Base-T(2系統)および業界初となるGBIC(2系統)を搭載すると共に、暗号化機能をサポートした最新型SSLアクセラレーション・チップセット搭載などの特長を持つ。
Secure Access IVSは、IVS(Instant Virtual System:Neoteris Instant Virtual Extranet 5.1の新機能)により、Secure Access 6000 SPに、1台当たり255のバーチャルSSL VPNゲートウェイを作成し、各ユーザーに割り当てることができるもの。
これらを組み合わせることで、アプリケーション層、ネットワーク層、アクセスマネジメントの仮想化をエンドツーエンドで提供する唯一のソリューションとなる。
最大8台までのクラスタリングが可能で、マルチサイトクラスタにも対応しているため、地理的に分散させることで、より高い堅牢性を備えたネットワークを構築することも可能となっている。
サービスプロバイダは、同製品を導入することにより、ユーザー分類とトラフィック分離を完全に行うことが可能となり、それぞれのユーザーに対して、きめ細かいネットワーク設定、セキュリティ(エンドポイント、認証、許可、監査)設定、管理ポリシーの設定ができ、世界中のエンタープライズ顧客に対して、リモートアクセス、エクストラネット・アクセス、ディザスタ・リカバリ、イントラネットLANセキュリティサービスなどのサービスを提供することができるようになる。
また、サービスプロバイダがSSL VPN機器の管理機能を保持したまま、エンドポイントポリシー設定の権限を導入先の管理者に委譲することができ、「Secure Access 6000 SP」アプライアンスを複数組み合わせて、可用性と拡張性の高いネットワークベースのマネージドSSL VPNサービスの多くをユーザーに提供することができる、としている。
同製品は、正規販売代理店を通して販売される。価格はオープンプライス。
《竹内充彦》
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