ニフティ、SD-Audio(ACC)対応の音楽配信サービスをスタート
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
楽曲はメジャーからインディーズまで幅広く網羅し、サービス開始当初は約15万曲、今年末までに約20万曲を用意する。料金(税込)は、1曲105円から270円。配信ビットレートは128kbps。圧縮フォーマットはMPEG-2 Audio AACで、対応OSはWindows XP/2000。
楽曲を選んだり、購入・ダウンロードなどの作業はすべて、ニフティが「MOOCS」のサイトを通じて無料配布する専用のクライアントソフト「MOOCS PLAYER」で行う。
同ソフトをPCにインストールしてダウンロードした楽曲は、SDメモリカードに書き込めばSD-Audio(ACC)対応の各種機器で聴ける。また松下電器のPC音楽管理ソフト「SD-Jukebox V5.0」でも同サービスを利用可能だ。
楽曲の購入には各種クレジットカードのほか、「WebMoney」、「Mobile Edy」などのプリペイド式電子マネーも利用できる。
今後、ニフティではコンテンツ配信サービスを、ネット接続サービスである@niftyに続く事業の柱にしたい考え。今回の音楽配信サービスはその第一弾で、今後は映像配信なども手がける予定だ。「MOOCS」では2007年度末で80億円の売上を計画している。
ニフティの古河建純社長は、「コンテンツ配信事業は音楽・映像を含め大きな成長が見込める分野だ。ネット接続の@niftyブランドとは別に、このサービスでMOOCSブランドを育てたい。またSDメモリカードはメモリカード市場ではトップシェアであり、今後は大容量化・低価格化が期待できる」などと語った。
SD-Audio(ACC)対応の機器としては、現在、携帯電話が9機種120万台(ニフティによる推計)市場に出ているほか、その他のSDオーディオ対応プレーヤーは約80万台(同)が流通している。ニフティでは同分野の機器はさらに急拡大すると見込んでおり、2006年3月末には合計700万台に達すると予測している。
《松岡美樹》
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