マカフィー、WebとEメールを包括的に保護するアプライアンス製品を発表
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従来提供されていたWebShieldアプライアンスe250、e500、e1000の後継製品に当たり、4年ぶりのバージョンアップと位置づけられる。中小企業向けと位置づけられるSIG 3100/3200(SIG:Secure Internet Gateway)は、Webに対する保護と電子メールに対する保護を統合し、1台で包括的な保護を提供する点が特徴で、旧バージョンであるWebShieldアプライアンスの直接後継製品となる。最大の改良点はスループットの向上で、SIG 3100では最大25Mbps、SIG 3200では最大50Mbps(いずれもWebに対するアンチウィルス保護+フィルタリング処理時)に達する。
上位機種となる3300/3400では、大企業での用途を想定し、すでに導入されている保護対策と組み合わせて利用しやすいよう、Web保護(SWG:Secure Web Gateway)と電子メール保護(SMG:Secure Messaging Gateway)に機能が分割され、それぞれ提供される。パフォーマンスは、SWG 3400が200Mbps、SWG 3300が100Mbps(Webに対するアンチウィルス保護+フィルタリング処理時)となる。
また、電子メール保護のパフォーマンスは、SMG 3300で11万メッセージ/時、SIG 3200で5万5000メッセージ/時、SIG 3100で3万メッセージ/時(コンテンツフィルタ+アンチスパム+アンチウィルス時)となる。
主な特徴は以下のとおり。
・スパイウェア防止機能
包括的なネットワークベースのスパイウェア防止機能を採用し、スパイウェア、アドウェア、ダイアラー、キーロガー、バックドアなどから防御する
・Webフィルタリング
Secure Computing社のSmartFilterを採用し、未許可のWebサイトへのアクセスを遮断する
・Webスキャニング性能の向上
新しい検査アルゴリズムを搭載し、従来比6倍に性能を向上。SWG 3300ではハードウェア・アクセラレータも併用する
・スパイウェア対策の機能強化
同社のスパイウェア対策ソフトウェア「Anti-Spyware Enterprise」と同等の機能を搭載し、4700種以上のパターンファイルに対応。Webフィルタリングとの組み合わせで、“Fullスパイウェア対策”を提供する。
・スパム検知性能の向上
スパム情報を5〜10分ごとに受信して更新する(従来機種では年4回)。この結果、スパム検知率が従来の60%から95%強に向上したという。
価格は基本的には従来機種と同額で、
SIG 3100:65万円(50ノード以下)
SIG 3200:150万円(51〜100ノード)
SMG 3300:325万円(ノード数無制限)
SWG 3300:325万円(ノード数無制限)
SWG 3400:4005万円(ノード数無制限)
となる。
出荷開始は10月21日より。
《渡邉利和》
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