【東京モーターショー2005】「GT-R PROTO」写真集&レポート 日産プレスブリーフィングより
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報道関係者のみが入場できるプレスデー初日は9時に開場。日産ブースの中央にあるステージには、GT-R PROTOが展示されているものの、天井から床までカーテンで覆われており、中をのぞき見ることができない。GT-R PROTOのシルエットすらあまり判別できないが、4つの赤いテールランプが薄っすらと丸く光っており、伝統の丸目を継承しているのがわかる程度だった。
日産のプレスブリーフィングは、15時5分から。それまでは、GT-R PROTOの姿がまさにベールに包まれたままで、日産ブースやGTR担当の取材陣はお預け状態。ブリーフィング開始の30分前には、ステージの周りを大勢の報道関係者が取り囲み、すでに大混雑だった。GT-R PROTOのお披露は以前からアナウンスされており、各メディアの注目度の高さが伺える。
開始5分前になると、ステージ周囲や2階の観覧スペースをすべて埋め尽くし、新規の来場者は入るすきもない状況だ。カウントダウンが始まり、ステージ中央にスポットライトが当たる。
カウントダウンの終了と同時に、カーテン幕が落ち、勢いよくスモークが吹き出した。ようやく、GT-R PROTOのお披露目かと思われたが、スモークが消えるとGT-Rにはさらにシートがかけられていた。
ステージの脇から、カルロス・ゴーン社長が今回のショーに出品しているコンセプトカー「Pivo」(ピボ)に乗って登場した。Pivoは、リチウムイオンバッテリーを採用しており、次世代の電動車両の可能性を追求したクルマ。行きたい方向に運転席の向きを180度回転できるため、駐車時などでもバックする必要がなく常に前を向けるのが特徴だ。
ゴーン社長は、ステージに立つと、同社が掲げたリバイバルプランが奏功し、日産が復活したことを力強くアピール。このリバイバルプランの最終章として、締めくくるのが同社を象徴するクルマ“GT-R”であると強調した。GT-Rは究極のドライビングプレジャーを追求しており、今回のショーに出品したGT-R PROTOは、市販モデルに近いエクステリアデザインになっているという。次期型GT-Rの市販化は2年後の2007年を予定している。このGT-R復活のときこそが、日産が名実ともに“真の完全復活”を成し遂げたときだ。
プレスブリーフィング終了後は、フォトセッションが行われた。以下に、ゴーン社長とGT-R PROTOのツーショットほか、GT-R PROTOを360度の全方向から撮影した写真を掲載する。
《高柳政弘》
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