テリー伊藤の中の「悪魔」が本音を語る〜iPod向け・ビデオキャスティング | RBB TODAY

テリー伊藤の中の「悪魔」が本音を語る〜iPod向け・ビデオキャスティング

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もっともらしい白衣を着て、報道陣に魔法をかけようとするテリー伊藤
もっともらしい白衣を着て、報道陣に魔法をかけようとするテリー伊藤 全 1 枚
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 既報のとおり、ブロードバンド・ピクチャーズとロコモーション、レッドライスメディウムの3社が共同で、iPod向け「お笑い専門ビデオキャスティング」配信サイトを始める。その名も「お笑いデジタルコンテンツ研究所」。テリー伊藤が選手生命をかけてプロデュースする。

 第1弾作品は、江頭2:50が主演の「M系タクシー」(1話20分・全3話)だ。11月下旬から配信開始される。

 11月9日に開かれたプレス発表会では、テリー伊藤とブロードバンド・ピクチャーズ取締役、渡邉健太郎プロデューサーのトークショーが開かれた。

 テリー伊藤はのっけから異様なテンションで、いきなり「これが江頭の遺作になる」などときわどいブラックジョークをかます。

 かと思うと突然マジメになり、「僕の中の8割は悪魔だ。そんな自分本来の部分をそろそろ出さなきゃ、と考えた」と企画意図を語った。

 「僕はいままでテレビでいろんな企画をやった。『男は何歳まで女湯に入れるか?』というネタでは、0歳から20歳までの男性を用意したが、残念ながら中学3年でひっかかった。

 僕自身の青春をひも解くと、テレビでオンエアできないことは多々あった。今回の企画ではそういう僕の本音を出し、ネットでなければできないことをやる。

 僕は、2016年オリンピックの都の東京招致委員でもある。こないだ『オリンピックでは、鉄腕アトムを聖火の最終ランナーにする』と言ったら、『すばらしいアイデアだ』と都庁中がどよめいた(笑)。その企画を今回のデジタルコンテンツでやるかもしれない」(テリー伊藤)

 どこまでが冗談なのかサッパリわからないテンションの高さだが、とにかくテリーは本気のようだ。

 また企画は広く一般からも募集する。「ネタがおもしろければ『研究員』にする。サイトから申し込んでほしい。ビジネス的にもペイすることを考える」(同)というから、一発当てれば都庁なみの家が建つかもしれない。

 一方、ブロードバンド・ピクチャーズ取締役の渡邉健太郎プロデューサーは、企画の狙いや配信のスペックなどを説明した。

 「通勤・通学の途中でコンテンツを観られる形にしたかった。だからiPodを選んだ。ファイル形式とエンコードに関しては検討中だ。画像は荒らしたくないが、あまり重いとダウンロードされない。現在、いろんなレートで試している。

 著作権保護技術についても、いま、各事務所さんと相談している。3回まで、5回までなど、回数制限をつける形になりそうだ」(渡邉プロデューサー)

 またコンテンツのオリジナル・グッズとして、手首にはめる「ブラックバンド」をネット販売する計画も明かされた。「いまはリストラや自殺など厳しい世の中だ。ブラックバンドには、笑いで世界を救おうという意味がある」(テリー伊藤)という。

 テリーは片方の手首にはめた「ホワイトバンド」を見せながら、「ブラックバンド」で世界を救うと宣言する。これもタダのパロディだか本気だか不明だが、笑いが人間を救うことだけは間違いない。

 さてテリーの中の「8割の悪魔」は、いったいどんな魔法を見せてくれるのか? 乞うご期待である。

《松岡美樹》

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