職場のうつ病に正しい理解を〜メディ・シネマ「スマイルズ・アゲイン」公開
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このコンテンツは仕事や人間関係のストレスなどにより、近年増えている職場のうつ病をテーマにしている。主人公は、産業医やメンタルヘルスケアを担当する人事担当者だ。職場におけるうつ病への理解や治療法などを考える医療ドラマである。
企業の診療所に勤務する産業医に伊藤かずえ、人事部の担当者役を加勢大周が演じる。監督は本橋圭太。11月10日に行われた制作発表会には出演者がそろい、本編の試写会が行われた。
メディ・シネマとは、メディカルとシネマを組み合わせたもの。うつ病に対する正しい知識と理解を呼びかける内容だ。重くなりがちなテーマをラブコメ・タッチで表現し、エンタテインメント性を重視している。
同作品には、一般向けの「ペイシェント・エディション」と、医療従事者向けの「ドクターズ・エディション」がある。
11月11日から公開されるのは「ペイシェント・エディション」で、グラクソ・スミスクラインの「うつ病啓発サイト」とホームページで公開する。
一方、「ドクターズ・エディション」は、ソネット・エムスリーの医療関係者を対象にしたマーケティング支援サービス「MR君」(登録が必要)を通じ、すでに10月24日から配信している。
日本の自殺者は7年連続で3万人を越えた。WHOの統計によれば、日本の自殺率は欧米先進国の中で1位だ。自殺の背景には、うつ病、もしくは「うつ状態」があるといわれる。深刻な社会問題である。
うつ病は特に働き盛りの30才から50才代に悩む人が多く、職場におけるメンタルヘルスケア管理の重要性が高まっている。たとえば企業が社員に関し、メンタルヘルスのガイドラインを作っておくなどの対策が求められる。
なおグラクソ・スミスクラインは、新タイプの抗うつ剤「SSRI」(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)を扱う医薬品企業だ。抗うつ剤市場のマーケットリーダーであることから、啓蒙を目的にウェブ・ドラマを制作・公開している。
メディ・シネマの配信帯域は、1Mbps、300kbpsの2帯域。視聴にはWindows Media Playerを使用する。
《松岡美樹》
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