ナクソス・デジタル・ジャパン、クラシック音楽専用のストリーミング配信サービスを開始。16万曲以上が聞き放題
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NAXOSはクラシックを中心としたレーベルだが、民族音楽や現代音楽、さらにはジャズやポップスまで取り扱う。「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」においても、クラシックだけでなく、ジャズ・コンテンポラリー、ジャズ・レジェンド、ノスタルジア、ワールド・ミュージック、ニューエイジ、中国の音楽と、多様なジャンル区分がなされている。
また音源のストリーミング配信だけでなく、百科事典レベルの音楽データベース機能、子供向けの学習プログラム、エッセイ記事や音楽クイズなど、盛りだくさんの内容が用意されている。
11月15日のサービスインと同時に開催された記者会見には、NAXOSの代表であるクラウス・ハイマン氏、ナクソス・デジタル・ジャパン社長の佐々木隆一氏、アイヴィの西崎敦氏、音楽評論家の林田直樹氏、そして、クラウス・ハイマン夫人で国際的ヴァイオリニストの西崎崇子氏が出席した。
まず、music.co.jpなども手がけた佐々木氏から、「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」の背景が説明された。特に、iTunes Music Storeなどのダウンロード販売と異なり、ストリーミング配信のため手元には残らないが、むしろそれは整理不要のアドバンテージであり、異なるセグメントのサービスであるとの点を強調、「ライブラリー配信」という新しい形態で教育機関などでの利用を目論んでいるとの考えが示された。
実際、ハーバード大学図書館、メルボルン大学、ソウル大学など、海外では大学などの教育機関での利用が多いとのこと。続いて説明に立ったナイマン氏も、「CDに比べて無くす・傷を付ける・盗まれるといったことがなく、学生同士で少ない音源を取り合うこともない」と教育機関でのメリットを強調した。日本でも音楽大学や教育機関、公共施設など法人での利用の場合、5アカウント以上/年間契約によるディスカウント対応を検討中とのこと。
当面、日本では100施設での採用、2年で1万人程度の会員数を目標とするとのこと。データベースについては英語表記の箇所が多数残されているが、これらは3年計画で順次日本語化される予定。
《冨岡晶》
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