打楽器×タップ×神社の異色コラボ実現! エブリン・グレニーの映画「Touch The Sound」ヒット祈願
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So-netは、体感型ドキュメンタリー映画「Touch the Sound〜そこにある音〜」を、3月11日より渋谷ユーロスペースで公開するにあたり、主演のエヴリン・グレニーを招いて記者会見を行った。エヴリン・グレニーは、グラミー賞を2度受賞したパーカッショニストであり、きたる第48回グラミー賞最優秀独奏者パフォーマンス部門にもノミネートされている。
今回会見の場所となったのは、東京赤坂の日枝神社境内。下拝殿に演奏場所が造られ、即興での演奏とタップダンサー熊谷和徳氏とのセッションも行われ、異色の音空間が出現した。映画公開に先立つ祈祷の後、演奏会が開始。スネアドラム、マリンバ、ボンゴといった打楽器の剥き出しのビートが、力強く境内に響きわたる。
ときには激しくときには繊細に、原始的な打楽器ならではの音圧は、音楽というより音そのものの心地よさがあり、まさにエヴリンの真骨頂だ。タップダンサーの熊谷和徳も登場し、マラカスとタップダンスでのセッションが実現。コンサートホールではあり得ないような近さと天井の低さゆえに、かすかな音もすべて届く和の空間での異色コラボは、集まった皆を魅了した。
演奏終了後は記者会見場に移動し、映画の内容について会見。エヴリンは、「音そのものの癒し(セラピー)」が重要と説き「MP3プレイヤーは1人で聞くもの、コンサートであっても1方向で聞くものだ。それよりも、お互いに音そのものを受け答えするような関係性を重視したい。体で音を感じ互いに興味を持つことが大切」と訴えた。
映画「Touch the Sound」は、トーマス・リーデルシェイマー監督作品で、エヴリンとフレッド・フリス、オラシオ・エルナンデス、鬼太鼓座ほかとの交流、音の奔流と映像美を体感できる内容だ。So-netによるコンテンツ多角活用プロジェクトの第1弾として、映画公開に続き、DVD発売、CS放送、ブロードバンド配信など、さまざまな方法で提供される予定となっている。公式サイトでは、15Mbpsの高品質HDビデオ映像の予告編も公開中だ。
《冨岡晶》
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