最寄の駅前で受験勉強 〜会員制の「ネット自習室」サービスがスタート
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この新事業は全国の有名進学校がある最寄の駅前に「ネット自習室」を開設し、高校生がパソコンとヘッドセット、Webカメラを使ってネット経由で教師から1対1で指導を受けられるシステムだ。
3月2日に開かれた記者説明会では、リソー教育の岩佐実次社長が壇上に立ち、「子供は性格や能力など千差万別だ。その個人差に合わせて教育するには個別指導しかない。将来的にはこのシステムを各家庭に浸透させていきたい」などと新事業について語った。
新事業は同社が2000年7月に独自開発したインターネットテレビ電話個別指導システム「ハローe 先生」を活用して行う。
このシステムはパソコンとヘッドセット、Webカメラを使い、生徒と先生が質疑応答できるしくみになっている。生徒は複数の教師の中から好きな先生をクリックして選び、約10秒で指導者を呼び出すことが可能だ。生徒からのオーダーに即時対応できるよう、同社の東京指導センターには約120人の講師が常勤している。現在、すでに地方の大手有名塾など70社以上が「ハローe 先生」を導入しており、のべ18万人以上の生徒が利用している。
「ハローe ステーション」には、時間無制限で自習でき、疑問点があれば教師を呼び出して質問する「会員制ネット自習室プラン」と、あらかじめ科目や単元を選んで時間割を決めた上で指導を受ける「会員制ネット家庭教師プラン」の2コースがある。
月額料金(税込)は「会員制ネット自習室プラン」8,400円〜、「会員制ネット家庭教師プラン」12,600円〜。また「会員制ネット自習室プラン」では、常に自習室の席が確保される「月間ボックスシートコース」と、曜日や時間を予約する「ネット予約シートコース」の2種類を用意している。
今後の展開としては熊谷校(埼玉県)を皮切りに、水戸校(茨城県)、前橋校(群馬県)、高崎校(同)と順次開校していく。同社では初年度18校開校、売上目標2億2,150万円を見込んでおり、2年目には24校開校、3年目36校開校を予定している。
また当面、同事業は高校生を対象にするが、将来的には小中学校や社会人向けの地域総合学習施設として展開することも視野に入れている。
《松岡美樹》
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