goo、「評判検索」および「Q&A検索」の実証実験を開始〜日本語の意味や表現を検索対象に
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
「評判検索」では、単純にキーワード一致で検索するだけではなく、そのキーワードがどのように“評価”されているかまで分析して結果表示を行う。検索を行うと、そのキーワードに対する「評判」として、「肯定的な評判」/「否定的な評判」の両方の評価が結果として表示される。同時に、それぞれの割合が円グラフによって表示され、否定肯定どちらの意見が多いか、すぐに視覚的に把握できるようになっている。また、一つの単語でも「バカ(微笑)」と「バカ(冷笑)」など、相反する評価をもつことがあるが、それも正しくくみ取り表示するとのこと。また、関連がありそうな単語も一覧表示され、その下に通常の検索結果が一覧表示される。関連ワードを選択すると、結果が追加されるので、評判の比較も可能となる。
「Q&A検索」では、キーワードまたは質問文を入力して検索を行う。「教えて!goo」あるいは一般的なQ&Aサイトのどちらかから検索が可能だが、キーワードや質問文に完全一致しなくても、その「意味」を抽出したうえで、その意味に沿ったページを検索する、というものだ。検索結果には「意味グラフ」という図形が一緒に表示される。この形が、入力したキーワードや質問文の「意味グラフ」と似ていれば、その質問文同士も似ていることになる。複数の単語を入力して検索する場合、それぞれの単語の重要度をスライダ・チェックボックスで変更することも可能だ。こういった処理により、検索精度をユーザが調整・確認することができるようになっている。
NTTレゾナント ポータル事業本部技術 マーケティング部 担当部長の竹野浩氏によれば、現在は1億ページ程度を対象にしているが、今後は、現在ある日本語ページ10億以上に対応したいとのこと。ただし、まだまだ実証実験として情報を集めている段階であり、通常のWeb検索にも対応できるよう、アルゴリズム的にきちんと動くかどうかを期間中に検証したい意向のようだ。
まったく新しい形の日本語検索サービスとして、ユーザレベルでも、今後さまざまな利用方法が考えられ、今後に注目したい。
《冨岡晶》
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