日立、IPS液晶の動画性能を改善する新技術「フレキシブルBI」を開発
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日立ディスプレイズと日立製作所は10日、テレビ用高画質液晶パネル「IPS液晶」に搭載している動画対応技術「スーパインパルス駆動」における新技術として、輝度やコントラストを最高に維持しつつ動画性能を改善できる「フレキシブルBI」を開発したと発表した。なお、本技術は4月からすでに量産適用が開始されているという。
同社では、ホールド型駆動による液晶ディスプレイ特有の網膜残像による動画ぼやけを解消するため、画面に20〜30%の黒データを挿入しインパルス型駆動とすることで、画性能を改善していたが、同方式では本来の液晶パネルが有している性能よりも輝度が低下する課題があったという。
新動画駆動技術「フレキシブルBI」では、フレーム周波数を従来の2倍となる120Hz、フレーム時間を半分の8.3msに高速化するとともに、輝度(階調)に応じ最大50%の黒データをフレキシブルに挿入することにより動画性能を向上させているという。
具体的な動作としては、ホールド型駆動60Hzにおける1面のデータを2面に分割し、1面には、原画像よりも明るい画像、もう1面には黒データを含む暗い画像を割り当て、2面の時間積分で同一輝度となるよう120Hzのインパルス駆動を行っているという。これにより、動画ぼやけを改善する黒挿入率が、従来比で約1.5倍になると同社ではしている。
同社では、ホールド型駆動による液晶ディスプレイ特有の網膜残像による動画ぼやけを解消するため、画面に20〜30%の黒データを挿入しインパルス型駆動とすることで、画性能を改善していたが、同方式では本来の液晶パネルが有している性能よりも輝度が低下する課題があったという。
新動画駆動技術「フレキシブルBI」では、フレーム周波数を従来の2倍となる120Hz、フレーム時間を半分の8.3msに高速化するとともに、輝度(階調)に応じ最大50%の黒データをフレキシブルに挿入することにより動画性能を向上させているという。
具体的な動作としては、ホールド型駆動60Hzにおける1面のデータを2面に分割し、1面には、原画像よりも明るい画像、もう1面には黒データを含む暗い画像を割り当て、2面の時間積分で同一輝度となるよう120Hzのインパルス駆動を行っているという。これにより、動画ぼやけを改善する黒挿入率が、従来比で約1.5倍になると同社ではしている。
《村上幸治》