MacBookは完璧なノートブックだ——米アップル デビッド・ムーディ氏インタビュー
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氏はMacBookに採用されたインテルのCoreDuoプロセッサーについて「消費電力効率も高く、これだけ薄い筐体に対応できているのがすばらしい。ベンチマークでは、以前のiBookに比べて5倍以上の性能を発揮しています。また、業界ベンチマークだけではなく、アプリケーションの使用の際にも高速化を発揮し、GarageBandではほぼ4倍近いスピード化を実現しています」とアピールした。
特に目を引くのが27.5mmという薄さだが、前バージョンから約2割薄くなっている。さらに、解像度についても1280×800ピクセルに、輝度も250カンデラ(前バージョンは1024×768ピクセル、140カンデラ)にアップ、鮮やかな色合いを楽しめる点などを強調した。
また、ブラックモデルについては単なるiBookの後継機としてではなく、プロのユーザにも対応していると説明。「ただのブラックモデルではなく、ポートなどディテールまで黒に統一している。ポリカーボネイト仕上げとしているので、スクラッチしても他の色が現れることはない」とアピールした。
以下は、氏とのインタビューの概要だ。
——今回のブラックのボディーはiPodのブラックと表面処理が違いますね
その通りです。iPodはツヤのある仕上げですが、こちらはマット感のある表面仕上げになっています。ブラックポリカーボネイトでフィニッシュがマットとなっています。
——BTOでブラックバージョンを選択した場合、同じ仕様のホワイトを選択した場合に比べて1万円高くなってしまいます。これは素材を反映した価格なのでしょうか?それともプレミアム価格なのでしょうか?
素材価格の詳細についてはコメントできませんが、ブラックのMacBookはプロのユーザー向けのポジションと考えてますので、価格は12インチのPowerBook G4と同じと考えていいと思います。
——そのアップグレードのアクセスのアプローチは、貴社のほかの製品とは違うアプローチですよね。これまではコンシューマレベルでは、非常にアクセスしにくかったと思いますが……
そうです。今回からアプローチを変えています。
——今回のモデルはBoot Campには対応しているんでしょうか?
発表時、インテルCPU搭載マシンに対応を発表しているので、当然今回の製品も対応しています。
——Boot CampモデルもBTOで選択できると良いと思いますが
現在のBoot Campはベータバージョンです。したがって、次のオペレーティングシステムのなかには入ってくると思います…。ただし、基本的にはMacOSの上で走るものなので、いざという時のために薦めるものだと考えています。
——今回の製品は重量が2.3kgとなっています。日本のメーカーのなかには、非常に重量の軽い筐体を作る技術を持っているところもあります。ただし、そうしたメーカー製品は価格が高い。日本のメーカーからのコラボレーションの提案は歓迎しますか?
今後の展開やスペックについてのコメントできない。MacBookラインは完璧なノートブックブックとして受け入れられると思っています。
《小板謙次》
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