リコーのコンパクトデジカメ「GR DIGITAL」がカメラ記者クラブ特別賞に
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カメラグランプリは、写真・カメラ雑誌のメカニズム担当記者の集まりであるカメラ記者クラブ(12誌13名)会員をはじめ、加盟雑誌の編集長(代表者)や学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家(計49名)が優れたカメラを選定するもの。
今回の選考対象となったカメラは、2005年4月1日から2006年3月31日までに発売された149機種。カメラ記者クラブ特別賞は、大衆性、話題性、先進性に優れた製品に与えられる。
同社製品がカメラ記者クラブ特別賞を受賞したのは、1995年にコンパクトフィルムカメラ「リコーR1」で受賞したのに続き、今回で2回目。
GR DIGITALの受賞理由は、高解像度や歪曲特性、ボケ味などを意識し7枚の絞り羽根を備えた35ミリ判カメラ換算28ミリ相当のGRレンズを搭載するなど高画質を追求し、マグネシウム合金による堅牢な高品位なボディ、見やすい外付け光学ファインダーや各種アクセサリーの用意などの趣味性をも兼ね備え、独自の思想を体現したカメラだと評価された。
さらに、収納時に光学系の一部を鏡胴外に移動させるリトラクティングレンズシステム、輪郭強調と彩度強調を過度に行わないGRエンジンの自然で巧みな絵作り、各種カスタマイズ受付など安心して使い続けられる企業サポートなど、数年で陳腐化しがちなデジタルコンパクトカメラの中で、所有する喜びと使う喜びを永く与え続けてくれるであろうカメラとしても評価された。
そのほか、GR DIGITALは、4月に発表された欧州を代表する写真・映像関連の賞「TIPA Awards 2006」の「Best Prestige Camera in Europe 2006」も受賞している。
《高柳政弘》
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