NTTアイティなど3社、大学向けネットPCレンタル「MagicaL-PC」サービス開始 | RBB TODAY

NTTアイティなど3社、大学向けネットPCレンタル「MagicaL-PC」サービス開始

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 NTTアイティ、日本インターネットアクセス(以下、NIA)、アプリケーションブースターズ(以下、ABS)の3社は、NTTアイティの「MagicConnect」とNIAの「L-PC」を組み合わせたネットPCを大学向けにレンタルする「MagicaL-PC(マジカルピーシー)」サービスを、6月12日(月)より開始する。ABSを販売元として提供し、販売目標はASP利用者数5,000人、システム提供数30システム。

 NTTアイティのMagicConnectは、ネットに接続されたPCにUSBキーを挿すだけで、ファイアウォール内のLANに接続された特定のPCに、インターネット経由で安全・簡単に接続できるもの。NIAのL-PCは、独自の仮想化サーバ技術によって1台のPC上に複数のWindows OSを動作させ、個人専用の仮想PCを、安全・安価に提供するもの。MagicaL-PCサービスは、この両者をソリューションとして組み合わせたネットPCを大学向けに商品化したものであり、ABSが顧客の要望に沿ったネットワーク設備やアプリケーションを付加して提供するサービスだ。

 MagicaL-PCを導入すると、学生は学内や自宅、インターネットカフェなどのPCにMagicConnectのUSBキーを挿すだけで、データセンタに設置されている自分専用の仮想Windows PCに、インターネットとMagicConnectサーバ経由で接続し、いつでも、安全・簡単かつ安価に利用できるという。また、この自分専用仮想PCから、各種学内情報の入手や授業の登録手続きなども可能になる。

 一方、大学側のメリットとしては、学生のネットワーク利用を促進でき、情報連絡など各種サービスの品質向上などが可能になるほか、学内LANをデータセンタのLANと直接接続することで、学内LAN向けシステムで提供されている各種サービスを学外からも利用可能になることが挙げられる。またLAN向けの簡易なシステムで情報配信・交換・処理を安全に行えるので、システム開発や運用のコストを低減可能であるのに加え、ASPサービスを利用することで多額な初期投資が不要となるため、導入が容易なことがあるという。

 動作環境は、仮想PCがWindows XP Pro、USBキーはWindows XP Pro/XP Home/2000 Pro/Me/98SE、Windows 2000 Server、Windows Server 2003、Windows Embedded(thin client)に対応する。

 本サービスは、6月7日(水)から9日(金)に幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2006のNTTアイティ「MagicConnect」ブースにて紹介するという。また販売開始にあたり、MagicaL-PCサービスのユーザビリティ調査とサービス改良のため、学生モニタを20名募集する。学生モニタには、3か月間同サービスを利用して、毎月レポートを提出してもらうとのことだ。

 価格は以下のとおり。いずれも税込み。

●ASPサービス
 初期費用:7,350円/アカウント
 USBキー:10,500円/アカウント
 月額使用料:5,250円〜/アカウント
 最少契約期間:6か月
 決済方法:請求書支払、または、クレジットカード決済
 オプション:Windows XP Proライセンス 18,750円/アカウント
      :学内LANとの接続などは要問い合わせ

●システム提供:要問い合わせ

《小笠原陽介》

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