GyaO、人間国宝を紹介する「極める〜匠と至芸の世界〜」を配信

　—“人間国宝”とは、重要無形文化財保持者のこと。「わざ」が対象となりその「わざ」を体得した人物。まさに日本の「匠」（たくみ）を体現する至高の存在だ。

　GyaOでは6月8日より、「極める〜匠と至芸の世界〜」の放送を開始した。「極める〜匠と至芸の世界〜」は、1986年から1988年まで、文化庁の協力を得てテレビ東京系列にて放送され好評を博した、日本の伝統美を創造する人間国宝・重要文化財保持者の技と心を追ったドキュメンタリー番組。GyaOではシリーズの中から漆芸、木工芸ほかを厳選して放送する。

　「極め1 木に魅入られて」では、一人の師も求めず、指物（さしもの）、彫刻、木象嵌（もくぞうがん）など、あらゆる技を独力で習得・昇華し、孤高の境地を切り開いた人間国宝・重要無形文化財保持者の大野昭和斎氏（おおのしょうわさい　1912年〜96年）を、「極め2　漆箱の宇宙」では、加賀蒔絵（かがまきえ）の伝統の技を十全に活かしながら、独特の宇宙観を蒔絵に表してきた人間国宝・重要無形文化財保持者の大場松魚氏（おおばしょうぎょう 1916年〜）を、紹介する。「極め3 鉄に魂を打ち込む」では、金工芸を紹介する。

　放送は、6月8日正午〜6月15日正午の期間。「極める〜匠と至芸の世界〜」で、名匠たちの至芸の世界に息を呑んでほしい。