アイ・オー、ネット経由で自宅のテレビが見られる配信ユニット「Sling Box」を発売
IT・デジタル
テレビ
注目記事

同製品はすでに全米3000店舗で販売されているネットワーク配信ユニットで、テレビアンテナ、ネットワークケーブル、ハードディスクレコーダ等を接続しておけば、遠隔地のPCからテレビ放送や録画した番組を視聴できるというもの。クライアントPCとのネットワーク通信速度を自動判別し、ビットレート50kbps〜3Mbpsの間で回線速度に最適なWMV9形式の動画に変換して配信する。
ただし、著作権保護の観点から1台のSling Boxには同時に1台のクライアントしか接続できない。
クライアントには専用のアプリケーションを使用。Windows版以外にも、Mac版とWindows Mobile版が用意される予定だ。
クライアント側からSling Boxに搭載された赤外線コントローラを操作できるため、遠隔地からハードディスクレコーダやDVDプレイヤーの操作も行える。赤外線コントローラは1台のSling Boxに最大2個装備できるため、2台までの機器をコントロールできるという。
ただし、リモコンが利用可能な機種は、Sling Media社が対応したものに限られる。同日発表されたネットワークメディアプレイヤー「AV-LS300シリーズ」に対応するほか、東芝、ソニー、パイオニアなど主要家電メーカーの最新ハードディスクレコーダーに対応する。Sling Media社によれば順次対応機種を増やしていく予定とのことだが、購入を検討している人は、所有する機種が対応しているかどうかを事前に確認しておく必要があるだろう。
内覧会には米Sling Media社の副社長ジェイソン・クリコリアン氏も出席。米国以外で同製品を発売するのは英国に続き日本が二番目となる。同氏は、Sling Media社を立ち上げる前、別の仕事でよく日本を訪れ、空き時間に秋葉原をよく訪れ、店頭に並ぶ製品に感動したという。そして、今回の日本市場進出により、「秋葉原の店頭に自社商品が並ぶことを大変うれしく思うと、日本市場への特別な思い入れを語った。
同製品の販売およびサポートは、すべてアイオーデータ機器が行う。
《竹内充彦》
特集
この記事の写真
/