Web経由でのセキュリテサービスを融合した「ウイルスバスター」の最新版が発表
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
この新バージョンは、クライアント・セキュリティ対策の大幅な強化に加えて、「トレンド フレックス セキュリティ」というオンライン対策サービスを提供することにより、総合的に安全性を高められるハイブリッド型のセキュリティソリューションだ。
トレンドマイクロの大三川 彰彦氏(同社 日本代表)は、「顧客満足度の向上を目指すために、Web経由でのサービスを始めることにした。キーワードは"進化しつづけるネットワークセキュリティ"だ」と述べ、複合的な脅威にタイムリーに対応できる最新バージョンをアピールした。
次に、同社の沢昭彦氏(コンシューマ統括本部 統括本部長 バイスプレジデント)が、開発の経緯と詳細について説明した。
「最近は、金銭や個人情報を狙った脅威や犯罪が急増している。スパイウェア、ボッドウイルスなどが蔓延する一方で、インターネットショッピングやオンラインバンキングなど、個人がネットを使う範囲も広がっている。このような中で、パソコンやインターネット利用時に何がしかの迷惑行為をこうむった経験のあるユーザーが8割にも上っている。また、その解決に1日以上の時間を費やしたユーザーは6割もいる。攻撃の手口は絶え間なく進化・巧妙化しているため、もはや部分的なセキュリティだけでは防ぎきれない状況だ。高度で総合的なセキュリティと、新しい脅威に対応できるタイムリーな柔軟性、拡張機能が必要になった」と、新製品の開発経緯について述べた。
新バージョンでは、クライアントベースの対策+オンライン対策を融合することで、従来よりもワンランク上のセキュリティ対策を提供する。新バージョンの大きな柱となる特徴とポイントは以下の3点だ。
1.オンライン・セキュリティ対策サービス「トレンド フレックス セキュリティ」
トレンド フレックス セキュリティでは、セキュリティに関する最新ニュースを提供する「セキュリティNow」、オンラインでのウイルス・スパイウェアの検出と削除を行う「オンラインスキャン」のほか、スパイウェアの監視や、キーロガー防止用ソフトウェアキーボードを提供する常駐プログラム「セキュリティウォッチャー」、ノートPCの盗難・紛失対策としてデータに鍵を掛けられる「リモートファイルロック」(第4四半期提供予定)などが用意されている。また、電話以外にもチャットやリモートコントロールによるサポートも利用できるようになるという。
2.ひとつのライセンスで3台まで対応
現在では、2台以上のPCを保有する家庭が過半数を占めるようになっている。そのため1つのライセンスで、3台までのPCにインストールできるように配慮がなされている。さらにホームネットワークで、PCをまとめて対策することも可能になった。
3.スパイウェア、フィッシング対策の強化
同社のスパイウェア対策ソフト「スパイバスター2006」の機能を統合。不審ソフトウェア警戒システム、フィッシングチェッカー、ルートキット検出・削除機能、ファイアウォール設定改変防止機能なども追加。また、新開発のヒューリスティク検索が可能なリアルタイム検索エンジンを搭載し、内容から判断することも可能だという。
新バージョンのラインアップは、通常版/優待版/優待2年版/優待3年版、更新版の4パッケージがある。またオンラインでのダウンロード販売として1年版/2年版/3年版のほか、オンライン更新1年版/2年版/3年版も用意。本日から同社のオンラインショップにて予約販売開始し、店頭またはオンラインで22日から発売する。一方、期間限定版は14日からダウンロードが可能だ。
価格はオープンプライスだが、同社のオンラインショップでは3,150円(オンライン更新1年版、2007年1月15日まで)12,590円(優待版3年)となっている。なお、3台まで利用できるようになるため、サポート契約更新費(再更新)は2007年1月15日から4725円に変更される。
《井上猛雄》
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