サン、輸送用コンテナを利用していつでもどこでもデータセンターを実現
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
Project Blackboxは、標準的な輸送用コンテナにコンピュータ、ストレージ、ネットワークインフラ、電源装置、冷却装置を組み込んでモジュール化したもの。具体的には、1つのBlackboxに、250台のSun Fireサーバが設置でき、ストレージは2ペタバイト、メモリーは7テラバイトになるとしている。
想定される用途としては、従来のデータセンターの拡張、軍事用途、発展途上国への導入、石油開発と地震モデル作成などがあげられている。
同社の社長兼CEOであるジョナサン・シュワルツ氏は、「初期費用は従来の100分の1、単位面積当たりのコストは5分の1に抑えながら、電力消費効率を20%高めることに成功しました。地球上のあらゆる場所で、データセンターの容量や機能を好きなだけ増やすことが可能となったのです」としている。
現在はプロトタイプの後期に入っており、すでに早期受注のユーザとともに、作業を開始。2007年半ばに商用化できるとしている。
《安達崇徳》
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