【REMIX Tokyo 2006 Vol.3】ウェブクリエイターにとってのWindows Live
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
Windows Liveとは、マイクロソフトが進めるクライアント環境(アプリケーションソフト)とネットワーク環境(インターネットサービス)を融合する製品やサービス群だ。特徴的なのは、PCだけでなくPDA、ゲーム機、携帯電話なども対象としている点である。簡単にいえば、マイクロソフトが提供する、googleやYahoo!などに代表されるWeb 2.0系サービスと見ることもできる。
例えば、すでに正式版が発表されダウンロードが可能なWindows Live Messengerは、これまでのメッセンジャー機能の他、FOMA端末ともメッセージ交換が可能である。また、メッセンジャーの「メンバー」に登録できる辞書BOTは、チャット形式で質問に答えてくれるボット(ウェブ上の人工知能ソフト)だ。会話形式の質問を送ると、検索エンジンやEncarta(マイクロソフトのウェブ百科事典)の検索結果を答えてくれる。なお、ユーザーはオリジナルのBOTを作成して、ネットに公開することもできる。
Windows Live Localは、地図サービスのサイトで、Virtual Earthという衛星写真・航空写真プラットフォームを組み合わせれば、google Map、google Earthに置き換えることができる。将来的にMSNに置き換わるWindows Live Searchの検索マクロ機能は、検索エンジンのカスタマイズを実現する。
そして、これらすべてのサービスはユーザーが自由に制御(カスタマイズ)でき、オリジナルBOT、オリジナルのツールバー、オリジナルの検索サービスを「ギャラリー」(公開用サイト)で配布、共有が可能だ。
Windows Liveは、ウェブクリエイターにとって、検索エンジン、ウェブメール、地図ポータル、アプリケーションサービスなど、プラットフォームの選択肢が広がるという意味では歓迎すべき動きだろう。
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