NTT西、ひかり電話の障害について原因と対策を発表
ブロードバンド
その他
注目記事

23日と24日の障害は、「呼処理サーバ」(SIP連携サーバ)に処理能力を超えるトラフィックが流れ込んだことにより、輻輳が発生したのが原因。この呼処理サーバは、ひかり電話とそれ以外のネットワークとの通信を制御する「中継系呼処理サーバ」(CAサーバ)または、加入者データを元に通信を制御する「呼制御サーバ」(SIPサーバ)を連携させるものだ。25日には呼処理サーバが増設され、この障害が解消された。
しかし、中継系呼制御サーバと、従来の電話網側に設置された「相互接続用関門交換機」の間で制御信号が衝突し、再び障害が発生した。これを解消するため、中継系呼制御サーバに接続されている回線の増設を実施、ようやく障害が解消された。なお、この現象はこれまでに経験がないものであったため、NTT研究所において同日中に再現実験を実施したとしている。
同社では、処理能力の再チェック、設備性能の再評価などを実施し、再発の防止に努めるとしている。
《安達崇徳》
特集
この記事の写真
/