アイ・オー、Windows Strage Server搭載のNASを発表
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
「HDLM-GWINシリーズ」には、同社オリジナルのハードウエアRAIDコントローラである「DELTA2」を搭載、ハードウエアによる迅速かつ的確なミラーリング処理が実現されている。さらに専用ユーティリティにより、ディスクやサーバのリアルタイム監視やメールでのアラート送信にも対応している。ハードウエア的な見直しもされ、Jumboフレーム時には300Mbpsを超えるスピードでのデータ転送が可能となっており、これは同社従来機種よりも37%もの高速化がはかられている。
また、オリジナル機能としてハードディスクに対するアクティブリペア機能を搭載する。これはハードディスクの全面検査し、不良セクタの検出や正常セクタとの入れ替えを行う機能。他社製の同様機能と異なり、ミラーリング元のディスクに不良が発生した場合も、スポットリペアとして稼働ハードディスクから不良セクタの修復ができ、冗長性の高いシステムの構成が可能だ。
同社社長である細野昭雄氏は、NAS市場とストレージ市場の大きな伸びの中で、この分野の重要性が増していることを説明。同社の売り上げの約4割を占めるストレージ製品に「今後も同様の製品を継続的に市場に投入していく」とあわせて発表した。その中でもWindows Server 2003との連携が緊密にできる製品を開発。新しいLAN DISKシリーズを、ソリューション事業への進出の第一歩と位置づけるとしている。
また、同発表会に出席し、Windows Storage Server 2003 R2の今後についてのプレゼンテーションを行ったマクロソフトの五十嵐光喜氏もストレージに対するユーザーニーズの高さを強調、「従来は影に隠れていた存在であるStorage Serverも今後は中心的な製品としてアップデートを行っていく」と明言した。
《黒澤利男》
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